HG百万式の素材を最大限に活用して、大好きなデルタガンダムのアップデートにチャレンジしてみました。
百万式のパーツを使えばめんどくさい工作ほとんどスキップできんじゃね?などと思っていたけど、手を付け始めるとなんだかんだ形状のすり合わせに相当な手間が。。。
特にHGUCで一番ビミョーな腹部(かなり寸胴)と足(やたら幅が広くて甲も低い)は百万式から流用ができないので、自力で改修するしかない。腹部は切った貼ったでなんとかなったけど、足は変形機構のせいできれいに形状修正できるアイデアが全くわかなかったので、いっそのこと一から作ったほうが早いと思い、3Dプリントでの自作に初挑戦。
当時は今ほど低価格の光造形式プリンターが普及しておらず、FDM式は造形精度的に厳しいので、DMMプリントで発注して高精度アクリルで出力してみました。3Dデータを作って見積取ったところ、なんと1セットでキットの約2倍の価格。。。こりゃ両足は作れんわとなり、結局1セットを基にレジンで複製。
あと、今回はテプラデカールも取り入れてみました。テプラのカートリッジに水転写デカールシートを入れ替えて印刷するってやつなんですが、これが思ったよりきれいに出て感動。オリジナルの白デカールが高解像度で簡単に出せるってすごいメソッドですわ。
以下、改修ポイントなど。
- 頭部は百万式をベースにアンテナやフェイスを移植
- 胸部は前後に1mmほど幅増し
- 胸部は上下に3mm延長、前後に1~2mmほど幅詰め
- 握り手は親指の形状を修正して自然な形になるように
- 股関節は百万式のジョイントを使用し、それに合わせて外装を延長
- 足パーツは3Dプリンタで設定画やMGに近い細長い形状のものを自作
- 合わせてアンクルアーマーも幅詰め
- その他、各部の合わせ目消しやエッジのシャープ化などなど。
結局完成まで足掛け3年ぐらいかかったけど、最終的に理想のデルタガンダムが出来たし、3Dプリントやレジン複製、テプラデカールといった新しい技術も習得できました。